あなたを疲れから救う休養学
日本人は休み下手!
就労者10万人を対象にした調査(日本リカバリー協会)によると、日本人の8割が疲れていることが分かったそうです。働き方改革で以前よりはマシになったとはいえ、いまだに日本人の中には「休まず働くことが美徳」「休む=なまける」という考えは根強いですよね。
なぜ休養だけ専門教育がないのだろう
健康の柱である、食事、運動、休養のうち、食事と運動については、それぞれ専門分野を学ぶ機会があります。食事であれば家庭科の授業や、専門学校で栄養学を学ぶことができます。運動も体育の授業やスポーツ大学などで教えられています。
ところが、休養だけが特別に学ぶ機会はほとんどありません。それは、恐らく休養というのは単に「寝ること」「何もしないこと」と考えられて、特別な技術や知識は必要ないと考えられてきたからでしょう。
でも、時代は仕事は肉体労働から頭脳労働へと代わり、テクノロジーの発達によって人々は常に刺激やストレスを受けるようになりました。単に「睡眠時間を確保する」「睡眠の質を深くする」というだけでなく「疲れとはなにか」「休養とはなにか」を徹底的に追求したのがこの「休養学」です
活動→疲労→休養のサイクルに活力を加えよう!
「疲れたから寝る」だけで充電が100%に戻ればいいのですが、現代人は休んでもだいたい50%くらいしか充電されていないイメージ!休養学では、単に寝ることや何もしないことだけではなく、あえて自分にちょっと負荷をかけて活力をアップさせる方法を提唱しています。寝ることを「守りの休養」とすれば、負荷をかける休養は「攻めの休養」ということになります。この本では「守りの休養」と「攻めの休養」合わせて7つの方法が提唱されています。

