【保存版】読んだ本を忘れない!人生に活かす読書術
読書をしているときは「なるほど!」と思うのに、読み終わったあと内容をほとんど覚えていない…。そんな経験ありませんか?
せっかく時間をかけて読んだのに、それだけで終わるともったいないですよね。
実は、本の内容を実際に人生に活かすにはコツがあります。
今日は「忘れない読書術」を紹介します。
読書が身につかない理由
脳は「生きるのに必要な情報だけ」を長期記憶に残そうとします。
つまり、読んだ本の内容が脳にとって「どうでもいい情報」だと判断されると、
自然と忘れてしまうのです。
じゃあ、どうやって脳に「これは大事だ!」と認識させるか?
その方法が 「くりかえし」と「感動」 です。
方法1:くりかえしで長期記憶に定着
短期記憶から長期記憶に移すには、2週間で3回アウトプットするのが効果的。
そうすると、脳は「これは繰り返し使うから重要な情報なんだな」と判断して、長期記憶に残してくれます。
アウトプットはなんでもOK
- 本を読んだその日にメモやSNSで感想を書く
- 数日後に友人に話してみる
- 2週間以内にもう一度まとめ直してブログやノートに書く
- 本で学んだことを実践してみる
読んだあと意識して情報を使うことで、しっかり記憶に刻み込むことができます。
インプットとアウトプットの効果的な時間比率については↓をタップしてね。
- コラム:効果的な時間比率は?
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コロンビア大学の心理学者アーサーゲイツ博士が、インプットとアウトプットの時間比率をいろいろ変えて実験したところ、もっとも高い結果を出したのは、インプットとアウトプットの比率が3:7のグループだったようです。実になる読書をしたいなら、インプット3に対してアウトプット7くらいを意識すると効果が最大化するかもしれませんね。
方法2:感動で一発記憶
記憶に残るもう1つの条件は 感情が動くこと。
みなさんも、心が大きく動いた出来事は記憶に残っていることってないですか?
例えば、私は東日本大震災を経験したんですが、いつ、どこで、誰と、何をしていたかなど詳細なこともしっかり記憶されています。
感情が動くと、記憶を強化するいろいろな脳内物質が分泌されることが分かっています。
例えば、
・アドレナリン/ノルアドレナリン(恐怖・不安)
・ドーパミン(ワクワク)
・エンドルフィン(幸福感)
・オキシトシン(愛情、スキンシップ、優しさ)
本を読んでハッとさせられたり「これは自分の人生を変える」と感じることが多ければ記憶に残りやすくなります。
人に教えるつもりで読む
さらにおすすめなのが、**「人に教えるつもりで読む」**こと。
「あとで誰かに話そう」「ブログにまとめよう」と思いながら、つまりアウトプット前提で読むと、自然と理解が深まります。
ロンドン大学の暗記力に関する研究で
- これが終わったあとテストをするので、覚えてください
- これが終わったら他の人に教えてもらうので、覚えてください
という2つのグループに分けて実験が行われました。
結果「人に教えてもらう」と言われたグループのほうが高得点を取ったのです。
テストよりも「教える」方が心理的プレッシャーがかかり、脳内物質ノルアドレナリンが分泌されるため、集中力、記憶力、思考力などが高まるのです。
人に説明するつもりで読むのは、とっても効果的です。(実際に説明できればなおいいですね)
まとめ
- 読書の内容を定着させるには「くりかえし」と「感動」が必要
- 2週間で3回アウトプットすると長期記憶に残る
- 感情が動いた内容は一発で覚えられる
- 「人に教えるつもり」で読むと、もっと効果的
せっかく本を読むなら、ただの知識で終わらせず、自分の血肉にして人生を変えていきたいですよね。
あなたも今日から「実になる読書術」を試してみてください。

